はじめに
皆さん、節約についてどういうイメージをお持ちでしょうか。節約というと"地味"ケチ"貧乏くさい"など世間では大体ネガティブなイメージを持たれています。ここではこのような節約に対する意識、考え方を様々な観点から考察し、価値観を変えていただきます。
そして自然と節約マインドになるような記事を書きました。これを読むと節約せずにはいられなくなることでしょう。前半は節約の意義・動機付けに関する内容、後半は世界の貧困問題とからめて、節約でそれを改善していく方法を書いています。
では、新しい価値観を手に入れる旅を始めましょう。

【節約は自分の将来のためにする高度な経済活動】
節約も見かたを変えると【自分の将来のためにする内に向けた経済活動】と
言えるのではないでしょうか。
独身の方だとこれからの恋愛・結婚に向けて貯蓄。家族をお持ちの方だとマイホーム購入・子育てに教育・進学などより多くの資金が必要になってきます。
節約は” 欲望を満たすための行為"これを我慢することが節約を成功させる一番の近道です。
そのコツや方法、考え方はこれまでの記事の中で書いていますのでそちらをご参照お願いします。
節約生活にシフトチェンジ!価値観を変えて貯蓄型頭脳にしよう。 – 自分を守るため、大切な人を守るための節約
節約の中身をいうと、お菓子を我慢したり、ジュースを我慢して持参のお茶を飲んだり、自前のお弁当を持って行く。さらには、お酒やたばこ・ギャンブルを控えたりすると、一気に毎月数万円単位で貯蓄に回せます。すると急激にお金は貯まり、貯金のハイパーインフレーションを起こすことができます。
これに関しては実際私は大変きつい思いをしましたが、禁煙・禁酒その他あらゆる欲望を絶ち、ハイパーインフレーションを実際に体験しました。
ほんとに貯まります!
節約は節約のためにするのではありません。
- 節約のために恋愛を辞める。
- 結婚できる機会が訪れても結婚をしない。
- 節約のために子供を産まない。
- 節約のために子供を塾に行かせない、大学へ行かせない。
などと言う人はいないでしょう。
なぜなら、これらの一連の行動はあなたとその家族が一番幸せになることであり、
むしろ積極的に投資する場面となります。
恋愛も子育ても進学もすべて、投資的意味合いをもちます。
その投資の結果は未来永劫広がりを見せることからも実に有望な投資先と言えるでしょう。

特に子供への投資は多ければ多いほど子供はより高みを目指すことができ、子供の生涯賃金収入は格段に増えることは一般的に言われていることです。
これらへの投資のための貯蓄が節約をする意義であり動機です。
自分の目先の欲を満たすための行為を優先するか、自分ではない人の幸せに想いを込めて大金を投資するためにせっせと貯蓄するか。言い換えれば自己満足な人間になるか、自分より周囲の人の幸せを優先して考えられる人かが問われる場面です。
自分の欲望をできる限り抑制し節約マインドになるためには、気持ちの持ちようだけでなく深く掘り下げた知識と経験則、そこからくる価値観の変更が大きなカギとなります。つまり節約が本当に大切だと気付くためにたくさん学ぶのです。それに加え社会状況も鑑みた結果として必然的にMUSTな選択になるはずです。
これらから結論として【節約はより高度な経済活動】と言えるでしょう。
*収入は低いけど何か高価な消費財物を買いたいから節約をしたいという方も中にはいます。ですが、その消費マインドは一歩引いてみて客観的に自分を見つめ、今一度考え直してください。
節約が及ぼす波及効果・節約は世界を救う!
水不足の国々
なんとも大げさな見出しですが、決して他人事ではありません。世界はつながっています。一人一人の行動はみなすべて世界で起こる出来事にリンクしているのです。
私たちの行動が発展途上国を始めとする貧困地域の悲惨な状況、環境下に置かれる人々に様々な影響をあたえているのです。
⑴ 牛肉200グラムで4200リットルの水
私たちがわずか200グラムの輸入牛肉を食べたとします。
この200グラムの牛肉を作るために餌である飼料を育てたりするために水4200リットルの水が必要になります。⇒バーチャルウォーター計算機
ついでに牛丼一杯は水1,889リットル = およそペットボトル3,780本分の水が使われたことになります。
このような生産活動に必要な水の消費量をバーチャルウォーターと呼び、食料・衣料・工業製品の輸入は「形を変えた水の輸入」といえます。
家畜飼育は特に水を多く必要とします。飼料生産国では、農業用水を優先して飲み水が国民に行き届かなかったりして、深刻な水不足問題が発生しています。
インド・エチオピア・パキスタンなどでは用水路は干上がり、ウズベキスタンの世界有数の湖(アラル海)は消滅の危機に瀕しています。

そして、貧困地域の住民は泥水を汲みに毎日3時間以上も歩きます。この問題は極論を言えば全世界の人が肉食をやめれば、一気に水不足問題は解決するそうです。
世界の水不足解消という観点からも節約意識をより高度な経済活動と位置づけて、牛肉はじめとするお肉を食べる機会・量を減らしていきましょう。
⑵ 衣服1枚2650リットルの水
木綿のシャツを1着作るのに、約2650リットルの水が必要だそうです。これは1人の人が1日にコップ8杯の計算で3年半飲める量に相当します。
衣服の材料となる木綿の栽培に大量の水が必要なのです。
あげくの果てには、製造された衣類の85%は、毎年ごみとして処分されてるそうです。
近年はファストファッションが流行になり、比較的安い衣服を毎年のトレンドに合わせて買い替えるスタイルが定着しました。
さらには生地の染色による水質汚染も深刻で、世界の水質汚染の20%はファッション業界が原因です。インドはテキスタイル産業でも世界第二位の生産量を誇ります。
穀物生産、衣料生産ともに大量の水を使うインドは、貧困地域の飲み水は後回しにされて国民は泥水を飲むしかなく、抵抗力の低い多くの子供たちは下痢症で命を失っています。

このような問題からも分かるように、近年のファストファッションに乗っかって安いからと毎年買い替えるのではなく、一枚一枚を2年3年と着る生活スタイルに改めましょう。
特に女性は生地量の少ないTバックをおススメします。(^^♪
おしまいに
世界のどこかの国では今でも汚染された飲み水による下痢が原因で多くの子供が息を引き取とっています。年間25万人の子供が下痢などで命を落としています。
本来であれば生産国に住む人々が生きるために使用できたかもしれない水を、私たちが輸入して使っています。もしその水があれば救われる命があったとすれば、私たちは尊い命を犠牲にして衣服を使い捨てのように買い、ムダに牛肉を食べていることになります。
こういった問題からも今一度、節約の更なる意義を見つめなおし、食べるお肉の量を減らして衣服の購入も減らしましょう。
節約の効果は自分だけでなく地球全体の資源的にも、その国に暮らす貧しい人々の命にも通じていることからも、節約は尊くてより高度な行為であることはあきらかです。
服の購入を減らして家にあるものを大切に着て、牛丼屋に行く回数を減らすのです。

さあ皆さん、
環境問題も念頭に置いた、より高度な経済活動【節約】を実践です!
一人一人の節約意識によって世界を救いましょう(^^♪
そして何よりあなたとその家族、そして世界の平和のために、乾杯!

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