ここにたどり着いたあなたは、きっと今の人生に迷ってここにたどり着いたのだと思います。
毎日同じ作業、安い賃金、似たような仲間、毎日同じ会話、心の中では、
「仕事早く終わらないかな~」
何か問題が起きても、
「上が納得すれば対策や効果なんてどうでもいい、形だけ見せといたら良い」
終始、形だけの仕事になっていませんか?
いつも同じ道を帰り、家路に着く。大して面白くもないテレビを点け、ビールを飲む、煙草を吸う、ギャンブルをする。
そんな毎日を送っていませんか?
あなたはそんな人生に立ち止まり、抜け出すための方法や新たな考え方を探して、ここにたどり着いたのではありませんか?
この記事は人生に行き詰まったあなたが、新しい考え方・新しい行動をとるためのきっかけになるような内容です。
《パラダイムシフト》新しい物事を取り込み《気づき》をうながそう。
私も様々な気づきを経て、今があります。
あなたの人生で「なんだ、そういうことだったんだ!」
という、今まで知らなかったことに、気づかされた瞬間はありませんでしたか?
その物事を知った瞬間、考え方が180度変わるというものです。基本的には行動や考え方が丸々180度変わることを意味します。
こういう瞬間を、七つの習慣では『パラダイムシフト』といいます。
日本語にすると《気づき》になると思うんですが、ニュアンス的には《気づき》では軽い感じなので少し違います。
《パラダイムシフト》は、その後の人生がそれによって大きく考え方が変わり、行動やその方向も大きく変わるというものです。
そもそも論として、これを体験しないと人生変わることはありません。
考え方が変わらないと、行動に結びつきませんからね。
では、次にあなたの置かれている現状にフォーカスしてみましょう。
パラダイムシフトを促すために《類は友を呼ぶ》に安住するべからず
《類は友を呼ぶ》この言葉は昔からあって、何気に使っていますよね。
僕の仕事現場を例に挙げると、10人以上いますが、ほとんどの人が煙草を吸い、全員がギャンブルをします。
まさに類は友を呼んでいます。ギャンブルでいうと、競馬、競輪、ボート、パチンコなどなどです。
こうした現場には、たまに色の違う人が入ってきたとしても「なんか、合わないなあ」となって辞めていくので、自然と似た価値観の人が集まります。まさに《類友》です。
そして、みんながよく似た価値観同士で、悪い言い方をすれば慰め合って進歩せず、一日ギャンブルの話をし、煙草を吸い、ビールを飲みます。中には借金したり、過払い金が返ってきて喜ぶ人もいたりします。
そしてそうした人生に誰も疑義を唱える人はいません。
むしろ肯定的にとらえて、お互いがそれを認め合います。いや、慰め合います。
結婚相手もそれを認める価値観を持った人と結婚することになります。
ある意味、気楽な人生だなと、僕はいつも感じて彼らを見ています。
ですがこれを読んでいるあなたは、そうした環境にいて「俺の人生これでいいのか?」など疑問を生じているものと思われます。
これでいいことは一つとしてないのに、それを肯定してくれている仲間たちがいるから、いつまでたっても、《新しい気づき・パラダイムシフト》は起こらず、一生同じ鳥かごの中で暮らすことになります。
狭い世界に捕らわれの身であるあなた自身をそこから解放しなくては、何も始まりません。
《類は友を呼ぶ》に安住せずに新しい《気づき・パラダイムシフト》を求める道を選んで進まなくてはいけません。
自分を変えたいと思うばかりに、間違った方向にいかないようにすること!
自分を変えたい!そう思うばかりに、
『簡単にお金が手に入ります、これをすればだれでも毎月何十万手に入る!』
『このテキストを買えば、あなたも金持ちになります!』
このようなうたい文句に騙されないようにしないといけません。
一般作業員だったあなたにそんな可能性の一つもあるはずはありません。
《急がば回れ》です。できるだけ遠い道のりを選んで進んでください。そこに勝機があります。
何の取り柄のないあなたに何ができますか?
安月給のあなたが自分を変えるためには、これから恐ろしいほど長い旅をしなくてはなりません。
多くの『気づき』を積み重ねて、より豊かな人生を送るために多くのパラダイムシフトを体験しないと変わることはできません。
かと言って、毎日同じ価値観の人たちと居心地の良い職場を守ってきたあなたが一歩踏み出す勇気があるでしょうか?
いいえ、一歩踏み出さなくても良いのです。
まずは学ぶことが大切です。学んでパラダイムシフトを体験してください。
今の職場では学びなど無いという人がほとんどだと思います。
次で、人生を変えるために必要不可欠なパラダイムシフトを積み重ねていく方法を述べていきます。
今の現状で効率よくパラダイムシフトを体験し、新しい自分を作り上げていこう。
『パラダイムシフト』を『気づき』の強い意味合いと言いましたが、これをどうやって習得していくのか?
まず、次の一文を読んでください。
昔の哲学者の言葉ですが、一定以上の知識を持つ人であればほとんどみんな知っているほどの常識です。
これは人の成長段階を示しているものであって、この流れで人は成長していくものだということです。
あなたはもういい大人ですが、言ってしまえば、一つも成長していないということです。
(大丈夫、僕もそうでしたから……)
子供から大人に成長はしますが、誰もが人として成長しているとは限らないのです。
むしろ、成長していない人の方が多いのかもしれません。
親が育ててくれた、とかそういうのでなくて、大人になると自分を育てるのは自分自身なのです。
そして、基本的にはこのことを知っている者でないと、なかなか成長できないでしょう。
ウィリアム・ジェームズの名言を紐解いてみる。
ではあなたに置き換えてこの言葉を少しだけ紐解いてみます。
《心が変われば行動が変わる》
これをあなたに当てはめると、《自分を変えたい!変わりたい!》
この気持ちが本当に《一時の気の迷い》でなく、心の奥底から湧いて出ているのなら、
それはすでに《心》が変わっています。
心の奥底から信念として思っているかどうかが肝心です。すべては心の持ちようですから。
その心の現れとして、あなたはこの記事に辿り着いたのかもしれません。
そうです、今はまさに行動も変わっている過渡期だといえます。
そして、圧倒的に少ない情報と誤った価値観に日々さらされ続け、社会全体に通用する当たり前の情報にすら、アクセスできていないのです。
この段階で多くのパラダイムシフトの種を見つけるための行動を習慣づけないといけません。
ですが、一日8時間、何も得られずギャンブルの話しなどに花を咲かせていては、何も得ることなく人生は変わりません。
では、どうすればいいのか?
それは常日頃から関心を持つ対象をあらかじめ考えて限定するのです。
自分が影響を与えられる事柄にのみ関心を向けるのです。
主体的な生き方・反応的な生き方とは? 自分が影響を与えられることに関心を向ける。
下の図では、大きく関心の輪が描かれて、その中心の一部分だけあなたが影響を与えられる部分があります。

例えば、プロ野球の試合がどうなった、芸能人の浮気や結婚、多目的トイレでの行為、どこかの国の戦争、テレビ番組、なんでもいいのですが、自分の影響が及ぼさない物事、こういった影響外のものには関心を向けないこと。
こういう物事はテレビを点けると無数にあり、そのようなものを見て、いろいろな感情を抱き、一喜一憂する(反応するだけの生き方)ことになる。これを反応的な生き方と言います。
実際あなたはその物事に対して微塵も影響を与えられません。
一年中、一生を通して反応的な生き方をしている人は、考えることを忘れ、今日はどんな反応をしようか?とテレビを点けるのです。
笑いたい?感動したい?憤りたい?テレビは常に反応させてくれ、考えることを忘れさせ、それが正しい生き方のように、もはや、ある種の刷り込みがなされます。
その刷り込みは消費者の行き過ぎた行動に結びつきます。
バラエティー番組で紹介した次の日から爆売れ、売り切れ、長蛇の列、買い占めなどなど、反応した挙句踊らされて時間とお金をつぎ込んでいては、目も当てられません。
このような、自分が影響を与えられない関心事には目を向けてはいけません。
自分の考えや行動が影響を与えることのできる物事、自分の影響の輪の中のことに関心を持つのです。
そうすることによって主体的に物事を前に進めることができます。
こういうものばかりに目を向け、周りに影響を与えていく生き方を主体的な生き方と言います。
例えば、本を読んで新しい知識をインプットする、子育て、夫婦関係、恋人との関係など自分や周りに影響を与えられることに関心を向けることが肝心です。
主体的に物事を決定しながら生きていくのです。
何を学び、何を思い考え、どうするか?
子育て一つとってもあなたの成長いかんで子供の未来は確実に変わります。
影響の輪の中の物事に関心を向け、主体的に取り組んでいると、影響を与えられるポテンシャルは上がっていきます。

ここで勘違いされては困ることに、テレビがあります。
教育的な番組、教育バラエティならいいじゃないか、ニュースなら見てもいいじゃないか、
とお考えの人もいるでしょうが、それは主体的ではありません。
勝手な向こうの都合で背後にいるスポンサー企業の都合で配信しているだけで、こちらはそれに反応しているだけ、一切主体的でなく何も身に付きません。考える力を奪われ続けるだけです。
《テレビを取り上げて記事を書く題材にするために見ている》のように主体的な行動の一部であれば、それは影響の輪の中になります。
立ちはだかる問題にはインサイドアウトの精神で乗り越えよう!
ウィリアムジェームズの格言を実践するにあたり、もう一つ《インサイドアウト》という言葉があります。
これは自分の内面から外側へ物事を変えていこう、という考え方です。
もし、あなたの周辺に問題が起きて、何かしら心を痛めることがあるとします。
気の合わない上司、同僚、子供との付き合い方、妻との関係、取引先など他の人によってストレスに晒されるときも多いと思われます。
そうした時、人はその相手や環境のせいにしがちです。ですが、原因を人のせいにしたところで、多くの場合問題は解決しません。
相手は別人格であって、あなたの影響外の物事です。いくら言っても変わるはずもありません。
そうした人の言うことに一々反応しているようでは、人生に疲れてしまいます。
では、どうすれば良いか?
《インサイドアウト、内から外へ》まず自分の内面を変えて、成長させて、それにしたがい外への影響力を高めるのです。
影響の外にいる他人は、変えることが出来ないのであって、彼らの考え方を尊重しながらも、あなたの心を痛めることのないように、自分の内面を成長させるのです。その結果として逆に影響の外側に対して良い影響を与える側になるのです。
ここでの良い影響とは、相手を変えるのではなく、あなたが与える影響によって、あなた自身が過ごしやすい対応に変化させるのです。
自分が主体的に生きる事によって、相手は反応的な対応をとらざる得ません。
自然にあなたの過ごしやすい環境や対応になり、こちらに対してデメリットを与えるようなことは無くなるってくるのです。
これは子供や家族に対しても同じことが言えます。あなたが内側から成長をして、自分自身を変えていくことによって、良い影響を周りに与え、子どもの成長を促し、夫婦の関係はさらに強くなるものでしょう。
こうして、インサイドアウトの考え方で日々過ごし、気づき、パラダイムシフトを追い求めることは、もはや習慣となります。
習慣が変わり、より多くの気づき、パラダイムシフトを重ねることによって、あなた自身の人格はより高められます。
トーマス・エジソン「失敗すればするほど、我々は成功に近づいている」を地で行こう!
主体的に行動し、習慣も変わったということは、多くの場合何かしら学びや、それに基づいた行動(アクション)を起こしているものと思います。
おそらく、たくさんの未体験のことに挑戦していることでしょう。その時、大切なことは失敗を恐れないことです。やる前から「無理に決まっている」などの思考は論外です。
《失敗は成功のもと》つまり失敗の数だけ成功に近づいているということを心の奥底から思うこと、自分の考えや行動する時の外すことのできない原理原則とすることです。
この頃になると以前の考え方のあなたに戻ることは出来なくなっています。いかに愚かだったかに気付くからです。
そこまで行き着くと、あなた自身が生まれ変わっていることに気づくことになります。
人格が変われば運命が変わる。あなたの人生が新しく生まれ変わった瞬間です。
その時、どの時点が人生の生まれ変わりの瞬間なのかは、人によりますが、パラダイムシフトを積み重ね、主体的に生き、運命を変えようと、新しい習慣を続けていくことによって、次第に運命は変わっていくということです。
次々と新しいあなたを発見し、新しい人生が開けることでしょう。生まれ変わったあなたの見るこの世界は、全くこれまでとは違った世界に見えているはずです。
そして全く変わった人生を歩いていることでしょう。
七つの習慣について
今回、《人生を変えたい》というテーマに、絞って説明してきましたが、七つの習慣には、もっと広く深い人生の考察がなされています。
ビジネスシーンでの基本的な考え方から、親子や夫婦の在り方、子育てに関する心の持ち方、傾聴と共感の方法など、こと細やかに書かれています。
どこをとっても人生に必要な事柄ばかりで、その方法はこの世の原理原則に忠実な方法ばかりです。
人生のバイブルと言っても過言ではありません。
万が一にも気づくのが遅かった……などと、人生を後悔で終わらせないようにしましょう。
どうかこれからもこの本を手に取る人が増え、人生のつまづきを回避し、より良い人生を過ごせる方が増えますようお祈り申し上げます。
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